spurt

タイタニックを観た。初めてのタイタニックは二日酔いの朝に飲む味噌汁くらい良かった。走ったらレオナルド・ディカプリオくらいカッコいい顔になるんじゃないかと思って期待して山登りに励みはじめた3日目の顔は飲酒でむくんだ顔だった。掃除をしないと埃が溜まるピアノみたいにカラダも正直だった。睡眠時間が減り続けて語彙が更に減った。何も考えていない時間が増えた。胃の空き状況と次に食べる飯のことを考えるのには満足していた。余計なことを考えなくて済むからそれは良い事だった。今までに作った中で1番のオムライスは写真を撮っている間に少し冷めて優しい味がした。”おなじみ“のオムライスはまだ食べたことが無かった。“アガペ”のオムライスは食べたことがあった。“コインロッカー・ベイビーズ”の薄焼き卵が好きだった。生活リズムが安定していなかった。6時に寝る日と6時に起きる日が1ヶ月に何度もあった。その割に精神は安定していた。却って生活リズムは安定していた。目まぐるしい1ヶ月だった。お金も時間も気にせず遊んだ。