光陰

よく冷えた牛乳が緩んだ頭をキュッと締める。給料日の金曜日。毎度毎度、給料をどうにかして全部使おうとしているのが阿呆らしいことにようやく気づいた。スニーカーやポシェット、下着など持っていなかったり寿命が切れたりしているもの。その中で必要なものを揃えたいが、大半が無くても生きていけるような絶対生きていける自信がある。物事の判断基準が生きるか死ぬかになっている状態はなかなかに切羽詰まっているかどうかしていると思う。後者では無いことを願って夜のバイトに向け仮眠を取る。