遠出

20年生きていれば自分の排出した糞尿を見て何が原因で体調を崩したのかは察するようになるし、はたまた20年生きていても相手が触れてほしくない話題なんかは顔色が変わって口数が減るまで分からないこともある。居酒屋やbarでは大抵オリンピックの中継映像(もしくは録画)が流れていて、どこの馬の骨かも分からないそこの同じ飯を食っている客と肩を組み合い飛ぶほどの盛り上がりは無いけれども皆がオリンピックの話題を今日の天気はいいねといった感じで触れているからコロナがどうのこうのと言いながらお腹が減って思わず野菜室にあるミニトマトをパクパクと口に放り込むように消費しているのだなと思いビールを飲む3軒目。日本の取得メダル数がの2016年リオの結果を超えてメダル取得数ランキング上位に入っていることを日本人のアイデンティティとゲーム感覚の2側面から嬉しく思う。知り合いの紹介で飲むお酒は安くなることをとびきりのウイスキーを飲ませてもらってから知り、持つべきものは顔の広い知り合いと知らない扉を開ける勇気だと知る。何にせよ目の前にある牛ごぼうカレーは美味しいし、スパイスという圧倒的な強みを持ったのにも引けを取らない美味さ。思い込んでいたスパイスカレーは辛さにパンチがあって美味いものだと勝手に思い込んでいたがこのごぼうカレーにも24、5種類のスパイスが使われているらしく認識の修正。カレーに何を飲んでいいのか分からなかったから1年で1番美味しい季節であるビールを飲む。夏はビール。これしかない。