クロージャー

アラームとともに5時起床。睡眠時間5時間のカラダに喝を入れランニングウェアに着替える。山を走るが脚に力が入らない。タイムも縮まない。朝日は気持ちいい。家に着き汗で濡れた服を脱ぎ捨て朝飯をつくる。冷凍庫から食パンを取り出し何日か前につくったジェノベーゼを塗りトースターで焼く。よく5枚切りとか6枚切りで売られている食パンの入っている袋を留めるやつのことを“クロージャー”というらしい。似つかずカッコいい名前だった。そしてベーコンと卵もフライパンに落とし焼く。ミニトマトを半カットにし皿に添える。それらを食べる。ついでにバナナを食べる。シャワーを浴び汗を流す。1時間の人生相談タイムで今後の自分の展望を聞いてもらい意義を見出す。外に出る。練習を終える。学食で好きな飯をたらふく食べて家に帰る。眠たくなってベッドに仰向けになる。手元がおぼつかなくなる。2年前の夏の匂いがした。シーツが臭うとかそういうことではないしベッドも特に関係ない。ただ記憶がふっと蘇った。そして2時間昼寝していたことに気づく。頭は聡明としていて良い気分。自転車を漕ぎ漕ぎ初めての出勤。香川で1番値段の高いらしい寿司屋での勤務。あっという間に6時間。まかない美味し。ハマチの海鮮丼に鶏のうまげなやつ、それにきんぴらやゴーヤの小鉢までついている。飯くらい腹いっぱい食えとのおやっさんの心遣い、ありがたい。米は育ち盛りの中学生が食べるくらいのボリュームで、もうすぐ日を回ろうとする時間に食べるのも相まって罪深い。だが美味い。残り物などでは無く正真正銘のまかないを食べたのはこれが初めてだった。初出勤ごちそうさまでした。f:id:yuma_a:20210711005153j:image